熊本県で2021年10月1日より自転車保険加入が義務化されました。
熊本県による条例の改正により自転車損害賠償保険等への加入が令和3年10月1日から義務化されます。
熊本県で自転車保険加入が義務化となった理由
熊本県で自転車保険加入義務化となった理由として
•自転車事故の被害者の経済的な救済の確保と加害者の経済的負担の軽減を図るため
この2点が主たる理由とされます
不意に起こる可能性のあるリスクに備える必要性ましょう。
実際の自転車事故の事例数千万千単位の賠償金が生じております。
賠償額:9,266万円の事例
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前から車道を斜め横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突、男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失)が残った。
(東京地裁、平成20年6月5日判決)
賠償額:9,521万円の事例
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車走行中、歩道と車道の区別の無い道路において、歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い意識が戻らない状態となった。
(神戸地裁、平成25年7月4日判決)
※警視庁HPより引用
このためひとたび事故の加害者となった場合、高額な賠償金や裁判費用など、思いがけない負担が生じますので自転車保険に加入し、万が一に備えましょう。
自転車保険とは
自転車保険は損害保険と個人賠償責任保険の二つの要素より構成されます。
損害保険:事故で負った怪我の治療費や、自転車の損害分を補償するもの
個人賠償責任保険:事故で相手に負わせた損害における賠償金を補償するもの
この二項目がセットになったもの、と覚えていただければ分かりやすいです。
加入できる自転車保険の種類
自転車保険として加入できるものには下記のものがあります
•自転車保険で販売される保険
•自動車保険の特約
•火災保険の特約
•傷害保険の特約
•クレジットカードの付帯保険
•会社の団体保険
•PTA保険
この中のいずれかに加入していれば問題ありません。それぞれの特徴を紹介します
自転車保険で販売される保険
コンビニの自転車保険
コンビニで入れる自転車保険はセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートより販売されております
携帯キャリア会社の自転車保険
携帯キャリア会社で加入できる自転車保険です。単独で販売されていると言うよりかは付帯保険としての意味合いが強く、月々の電話の支払いにプラスして支払います。ドコモやソフトバンク、auの携帯会社から販売されております
保険会社より販売される自転車保険
生命保険や火災保険、損保保険会社から販売される保険に加入するとこで自転車保険加入となります。
自動車保険の特約(自転車特約)
自動車保険の自転車特約を契約することで自転車保険となります。
損保ジャパン
東京海上
あいおい
三井住友海上
などの大手自転車保険会社では自転車特約が利用可能となっております。
クレジットカードの付帯保険
クレジットカードカードの自転車保険は個人賠償責任保険に加入する事で自転車保険となります。最も安くポイントも貯まりますが個人賠償責任保険は単体での加入ができません。基本的に自動車保険や火災保険、クレジットカードなどのオプションとして申し込むことになりますので注意してください。
PTA保険
熊本県PTA共済が熊本県では加入できます。注意点としては一年更新ということと、保険対象となるのは小中高校生までのお子さんのみが対象となります
熊本在住の自分が加入した自転車保険
熊本県で義務化のお触れが出る前に自分は自転車保険には加入しておりました。と言うのは、地域によって義務付けられている地域•そうでない地域がありまして、鹿児島県に住んでいた時にちょうど義務化され自転車通勤が未だに継続しているため今現在も加入しております。
手軽に入れる保険としてコンビニか携帯電話会社、自動車保険のもののの3つを検討しました。保険自体は定期的に見直しは行いたいので、携帯電話の付帯保険ではキャリア変更時に忘れそうなので、自動車保険、東京海上日動の自転車パッケージに加入しました。その際には自分と家族全員分も加入しました。
最後に
熊本県に在住の方は、自転車保険に加入することが義務化されます。自宅に自転車がある方、サイクリングや通勤通学で自転車で熊本県内を走られる方は何かあった場合は法的に問われると言うリスクを被りますので可及的速やかに自転車保険に加入しましょう。
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